みなさん、こんにちはmajokoです!
majokoの部屋へようこそ、ゆっくりしてってくださいね。
みなさんは、TESOLを知っていますか?
今日は日本ではあまり馴染みのないこの勉強を、私がどうしてすることになったのか、どんなことを勉強したのかについてお話したいと思います。
1、私がTESOLを勉強しようと思った理由
私は海外で生活したいという死ぬまでに叶えたい夢を実現するため、カナダのVancouverへワーキングホリデーに行きました。
(社会人放り投げて行ってしまった)
私の目標は海外で生活すること。
自分の力でお金を稼いで、家賃を払って、スーパーで買い物をして、食事をして、掃除も洗濯もする。
海外に住む、それだけで今までの人生では味わえないような、素敵な経験ができると確信していましたし、
英語を話せるようになることよりも、海外で生活するということにワクワクしていたのを覚えています。
でも、ワーホリに行こうと決め色々調べたとき、日本に帰ってから「ワーキングホリデー?どーせ、遊んできたんでしょ?」なんて言葉をかけられることがある、だから何か示せるものとしてTOEICの点数などを取っておく人が多い、ということを知りました。
そもそも行ってもいないのに「遊んできただけ」なんて決めつける人、私は好きじゃないですが、確かにそういう風に見ている人がいることも事実。
でも、かといってせっかく海外に行くのにTOEICの点数を取るのに躍起になるのも自分の思いとは違う。
(そういう過ごし方を否定するのではなく自分の思いとは違うってことです。海外にいるうちにTOEICの勉強をすることで効率よく点数を上げることもできますし、結論TOEICで高得点が取れれば帰国してから就職先には困りませんからね。賢い選択とも言えます。)
そこで私なりに出したのが、「英語を英語で教えられます」と言えたら文句言う人少ないんではないか、ということ。
半ば「ワーキングホリデー?どーせ、遊んできたんでしょ?」的な人に勝手に腹を立てた反骨精神みたいな感じでした。
(でも実際言われたことはない←)
渡航当初は語学学校は3か月くらいで、日々の生活を楽しもー♡
と思っていましたが、「英語で英語を教えられます」って言えたらちょっとカッコいいかもと思った私は、フルで6か月学校に通うことにし、TESOLという資格の勉強をすることに決めました。
2、TESOLって何?
そもそもTESOLって何なのかというと、
「母国語が英語ではない人に第二外国語として英語を教える教授法」
のことです。
簡単にいうと、英語を英語を母国語としていない人たちにどうやって教えるのがいいのか、ということを学ぶ学問ということです。
色んなサイトやページで“資格”という言葉が使われていると思いますが、いわゆる私たちがイメージする教員免許とか介護職員の資格という単語で使われている“資格”とは違います。
別にTESOLを勉強していなくても、英語は教えられますしね。
私がもらったのはただのCertificateで、意味としては「X学校が認定しているTESOL養成コースのカリキュラムを修了しました」というCertificateになります。
このTESOLは何か公的な機関が出している世界共通の資格というのもではなく、
様々な認定機関がそれぞれの養成コースを設け、「勉強したで証」を出しているというのが現状です。
もちろん、その中にも泣く子も黙るA校の認定コースを受けました、という風に広く認知されている学校もあるので、「ちゃんとしているところが出してるTESOLが受けたい!」という人は良く調べてから学校を選ぶことをお勧めします。
3、TESOLのクラスでは何をするの?
渡航してから8ヶ月ほど経った頃、私は通っていた語学学校で初めて開講するTESOLの養成コースに入りました。
この時にはすでに私は現地でDish washer の仕事やケーキ屋さんのウェイターの仕事をしていたのでコミュニケーションとしての英語はほぼ問題ないような状態でした。
(あの頃に戻りたい)
私の学校ではTESOLコースの修了には1日6時間の授業を週5日、期間は3か月を要しました。
最終的にはIELTSで6.5以上をとることも同時に求められていました。
IELTSを受けたときの話はまた別の機会に♡
まずは教育の概論について、professorから講義を受けます。
第二言語としての英語の位置づけの話から、この資格の必要性などの基本的な部分や、
ターゲットの文法を教えるときに最適な方法について、
絵で違いを書いてみるのがいいのか
グループワークしてもらうのがいいのか
PCで調べ物をしてもらう形にするのがいいのか、などなど。
あとは、授業の流れ・効果的な構成について。
例えば、何気ないスモールトークから開始して、興味を引きつけてからその日のターゲットランゲージに繋いでいくようにするなど。
教授法の勉強なので、もはや英語そのものについての授業はありませんでした。
そして最後に、20時間程度の実習。
実際に英語のクラスで自分の計画した授業を行います。
この実習が一番きつかったですね。笑
期間中は一緒に受講していた友達と授業が終わってからバイトの時間までカフェで勉強して準備して、バイト終わってからもやって、professorに授業計画を提出。
直されてまたその直しについて、検討して提出して...
ほぼ寝てなかった記憶があります。
4、TESOLコースを修了してその後は?
晴れて上記に記載したプログラムを終えると、学校からCertificateがもらえます。
私はIELTSで6.0で終わってしまい、結局学校が設けている基準をクリアすることはできませんでした。
でも、コースの履修は終了したのでCertificateは頂けました!(やったー!)
私は文頭でお話ししたような理由から「英語で英語教えられるコース卒業してますけど?」と言いたくてただそのためにこのコースを履修したので(理由がおかしい)、これで満足だったのですが、
もし本当に英語を教えたいと思えばもちろんこのコースを履修して、その知識とCertificateをもって英語講師への一歩を踏み出していただければと思います。
英語を教えるなら経験が大切ですからね!
英語業界の会社ならTESOLについてはみんな知っているはずですので、履歴書へもどんどん書くことをおすすめします!
5、TESOLを勉強してよかったこと
TESOLを勉強すると、第二言語として他国の言語を学ぶ時どういうアプローチが効果的なのかについて自分自身が理解することができます。これは自分で英語を学ぶ時にも役に立ちますし、授業を受けるときにもどこにポイントを置いてタスクに取り組めばいいのかも分かるようになります。
また、概論で聞いた内容で、世界で英語を話す人の人口はNon nativeの人口が圧倒的に多くなっていくということ。いわゆるクイーンズイングリッシュを話している人はたった一握りであり、それをスタンダードイングリッシュにするのではなく、JapanenglishやSinglishやPhilippineの人が話す英語も、現在の生きている英語として受け入れていくことが大切だ、という考えに出会えたことは私の中で大きな意味がありました。
そのほかでいえば、英語を学ぶのではなく、英語で何かを学ぶ経験ができたこと、
海外で寝る間も惜しんで死ぬ気で何かに打ち込んだ経験をしたことで、自信もつきましたし、ワーホリで何を得たかについて自分なりの答えを持つことができました。
これが大きかったと思います。
また、個人的にですが、この経験が英語教育の畑に自分の身を置く決定に一助したことは言うまでもありません。
この経験があったから、私は英語を学びたいという人の背中を一人でも多すことで社会貢献がしたい、と思え今の仕事に出会えました。
さて、ちょっと長くなりましたが今日のお話はここまで♡
英語を教えることに興味がある方、これからワーホリに行こうとしている方のお役に立てたら幸いです。
majoko